アート風の方は「福田流(※)」とも呼ばれているものです。1秒間の間に、ピントを外した状態から無限遠に戻しながらシャッターを切っています。シャッターを切るタイミングは花火が開く微妙なタイミングです。バルブでの撮影中はファインダーを覗いても真っ暗なので、勘でピントリングを円滑に回転させています。その間、三脚をしっかり固定させます。
回転させるとき、無限遠をすぎてもピントリングが回ってしまうレンズもあるので、回りすぎないよう要注意です。撮影回数を増やすと、「このタイミングだとこんな風に撮れるんだ」とわかってきます。
メルヘン風に撮るときのコツは、アート風とは逆にシャッターを開けた瞬間にピントリングをピントが合っている状態からぼかして撮影しています。福田流がなかなか成功しないので、反対にピントリングを回したのがきっかけです。
こちらの写真は福田流とメルヘン風の撮り方を同時進行で撮影してみました。一瞬の間で右左とすばやくピントリングを回します。かなり無謀ともいえますが、なんともメルヘンチックでかわいい感じの花火が撮れました。同じシーンを撮ることが難しいので、常にワンカットが命です。
(※)福田流とは、花火写真家の福田武さんオリジナルの撮影方法です。私も福田さんの写真教室の講習会でご指導をしていただきました。福田さんの作品や、初心者から上級者まで受講できる講習会の情報など、最新情報はこちらをチェックしてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/fire5220jp